◎ 12月10日(水)のオープンは14:00〜20:00 予定です。
◉ 12月11日(木)のオープンは14:00〜20:00 予定です。
◎ 12月12日(金)のオープンは14:00〜18:00 予定です。
◉ 12月13日(土)のオープンは12:30〜20:00 予定です。
◎ 12月14日(日)のオープンは12:30〜20:00 予定です。
◉ 12月15日(月)のオープンは15:00〜20:00 予定です。
◎ 12月16日(火)のオープンは14:00〜20:00 予定です。
※12月17日(水)はお休みです。
◎ 12月16日(火)のオープンは14:00〜20:00 予定です。
※12月17日(水)はお休みです。
【 eternal friend 】
室生犀星の《永久の友》。
先日いただいた詩集の中に見つけ、久しぶりに読みました。
与謝野晶子の《我友》とおなじくらい大好きな詩。
与謝野晶子は「ともに歌う」ことを喜びとしているけれど、
室生犀星は友を得た喜びをおそらくひとり「砂塵をあげて歌う」としているところに
それでもただひとりであることの厳しさを感じたりもします。
とても会いたい友人がいて、それを思いながら今日もこの詩を読みます。
………………………
室生犀星の《永久の友》。
先日いただいた詩集の中に見つけ、久しぶりに読みました。
与謝野晶子の《我友》とおなじくらい大好きな詩。
与謝野晶子は「ともに歌う」ことを喜びとしているけれど、
室生犀星は友を得た喜びをおそらくひとり「砂塵をあげて歌う」としているところに
それでもただひとりであることの厳しさを感じたりもします。
とても会いたい友人がいて、それを思いながら今日もこの詩を読みます。
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自分は初めて彼女に逢ふことが出来た
君は染み入るやうな透明な
美しい悲哀に充ちた目をして
僕の前に立ちあいさつをした
僕は僕の考へてゐたとほりの
その容貌をもつてゐた彼女を見て
僕は自分の予感や自信を喜ばしく感じた
この人に逢ふために僕は永い間もだえた
僕の生涯をゆだねるに足る
その一切が潜在してゐて
僕の掘るがままに芽を生じてゐた
君と僕とはてがみを交して
永い間お互ひのこころを語りあつた
君はいつの間にか
僕の中に存在してゐたのだ
君の中に僕はその根を下ろし初めたのだ
僕の心と君の心とにゆきゆきした
ふたりの自由は叫び合つた
僕はこの人を友に得て
この世に出てゆかれる日があるならば
僕は鷲のやうなつばさを得るだらう
あやふやなものを吹き飛ばすだらう
砂塵をあげて歌ふだらう
室生犀星《永久の友》